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 学校法人東京女子医科大学 特例子会社

TEL 03-5155-1095

東京都新宿区若松町10-2東京女子医科大学健保会館1階

ハートサービスの挑戦

キャスト対談 第2弾

キャスト Yさん × 指導員 古賀さん



古: 早いもので、入社して1年ですね。
  1年間を振り返ってみて、楽しかった仕事は何ですか?

Y :入社したての頃のことですが、屋外清掃の仕事が楽しかったですね。
  桜の花びらやたばこの吸い殻、缶ゴミがたくさんあって大変でした。
  掃除をしたのに次の日にはまた同じように落ちていたりするので、
  「ゴミは持って帰ってほしい!」って毎日思っていました(笑)。
  今は、パソコン入力やシュレッダー、車イス清掃、会議室準備、東医療センターの植栽関連など、
  楽しくてやりがいのある業務が増えてきましたね。

古:屋外清掃では誰よりも真っ先に動いてくれていましたもんね。
  では逆に、つらかった経験は何ですか?

Y :パソコンの漢字入力が結構難しいと感じています。
  パソコンを使う仕事は生まれて初めてだったので……。
  今は出来るようになってきて、少しずつ楽しくなってきました。

古:パソコンができるようになるために、どんな努力をされたんですか?

Y :わからない漢字を指導員に聞いて、それを単語帳に書いて覚えたりしました。
  ローマ字入力も一から覚えました。

古:では、ハートサービスのキャストの話に移りましょう。
  ハートサービスの仲間は、Yさんから見てどういう風に映っていますか?

 Y :初めの頃はなかなか話ができなかったけど、
   だんだんできるようになってきました。
   周りのキャストは、私のことをやさしそうな人だと言ってくれます。
   うれしいですねー。

 古:コミュニケーションは大切ですもんね。
   では、今の仲間とどういう風に接していけば、
   うまく仕事が続けられると考えていますか?

 Y :お互い助け合ったり、仲良くしていけたら、うまくいくと思います。

古:ハートサービスに来てよかったと思いますか?

Y :今は仲間や指導員に囲まれて、とても働きやすいですね。

古:Yさんの障害のことについて聞いてもいいですか?

Y :私の障害は言語障害です。言葉が出ない障害なので、
  「自分の言いたいことや伝えたいことを、相手は本当に理解しているかな?」と不安ですね。
  以前に靴屋で働いていたときから、ずっとそういう不安を抱えていました。

古:その不安は、ハートサービスに来てからも同じですか?

Y :やはり、まだちょっと思っています。
  あと、どうしても早口になってしまうので、相手になかなか分かってもらえないかもしれない、
  という不安もあります。

 古:早口の部分は「障害」ではなく「癖」かもしれませんよ。
   それを克服すれば、
   相手はもっとSさんのことを理解してくれるかもしれませんね!

 Y :そうですね。半分くらいのスピードで話してみます(笑)。

古:障害を持って働くうえで不便なことは何かありますか?

Y :健常者として30年くらい働いてきて、1年くらい前に手帳を取りました。
  障害者手帳を持っていることは、まだ自分でも受け入れられていません。
  友人にも話していないんです。そもそも自分の障害についてよく理解していませんし、
  まだ納得もしていない部分もありますね。

古:30年近く働いてきた中で、不便を感じたことはありますか?

Y :やっぱり言葉ですね。なかなか言葉が出ないし、相手との相性みたいなものもあります。
  合わない人とはなかなか噛み合いません。

古:ずっと不便な中で生きてきて、手帳を取得して気が楽になったりしませんでしたか?

Y :親戚にも手帳を持っている人がいるんです。
  そんな中で、家族が心配してくれて、手帳を取ることを勧められました。
  最初はすごく抵抗感がありましたし、今でもやっぱり抵抗はあります。

古:手帳を取る前と取った後で、生活に違いはありますか?

Y :ハートサービスに入って、仲間や友達が出来て、
  また指導員にサポートしてもらえて、
  そういう面では手帳を取ってよかったと感じています。

古:ハートサービスで働いているキャストたちは優しいですよね。
  お互いを気遣うことができています。

Y :今は一緒に仕事が出来て良かったと思っています。
  チームワークを大切にして、みんなで力を合わせて頑張ろうと思えるようになりました。
  4月からは新卒を迎えますし、今は実習生も来ています。
  今まで以上にチームワークを大切にしていきたいですね。

古:仲間の良いところをたくさん見つけていかれたらいいですね。

Y :これからもずっと、お互い助け合っていきたいと思ってます。

古・Y:ありがとうございました。

東京女子医科大学大学ニュース 2014年3月 第732号より