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 学校法人東京女子医科大学 特例子会社

TEL 03-5155-1095

東京都新宿区若松町10-2東京女子医科大学健保会館1階

ハートサービスの挑戦

キャスト対談 第1弾

指導員 大塚さん × キャスト Sさん



大:そろそろ入社一年ですね。一年経ってみて、どうですか?

S :最初は、指導員さんの指示のまま目の前の仕事をこなすのが精いっぱいな感じでしたね。
  でも一年経ってみて、仕事に対しての責任というものを少しずつ感じ始めています。
  それと、今まで一年通していろんな部署から仕事をいろいろいただけたことは、
  とてもうれしいですね。長かったようで短かったです。

大:本当にあっという間でしたよね。
  ハートサービスに入って、自分の中で変わったことはありますか?

S :ハートサービスでは「社会人とは」とよく言われますけど、
  ここに就職するまでは、年齢相応の社会人ではなかった気がしますね。
  今までは「社会人であること」をあまり意識したことはなかったんですが、
  今の仲間と仕事をしていくうちに、自分も社会の一員である意識が芽生えた気がします。

大:Sさんの中で社会人って、どんな人ですか?

S :きっちり仕事をこなして、ものの考え方とかも大人になるというか……。
  自分の役割みたいなものを、周りに迷惑をかけずにやっていく。
  いろんなことに責任を持つということが、社会人だと思いますね。
  それを意識できるようになってきました。

大:Sさんはしっかりと自分の責任を果たしていますよ。
  わたしたちはいつもSさんに感謝しています。
  では、ハートサービスの中で、やりがいを感じる時ってありますか?

S :キャストのみんなと共同作業を終わらせたときの達成感が好きですね。
  封入とかのお仕事を、事務所でみんな力を合わせてやっていく。
  それを終わらせたときの達成感……、それがやりがいなんでしょうね。

大:意外な自分に気づいたことはありますか?

S :屋外の清掃が好きになったことでしょうか。入社前実習の時に、屋外清掃が面白いと感じました。
  みんなで協力して綺麗にしていくという仕事に、達成感を感じますね。
  今までは「掃除なんてしたくない」と思っていたけど、
  屋外清掃をやってみて気持ちがいいと思ったのは意外でした。
  桜の季節はとても大変ですが、歩道が綺麗になるとうれしいですね。


大:プライベートなことを聞いてみましょうか。家では何してますか?

 S :買い物に行ったり、外をぶらぶらするとかですね。

 大:Sさんのストレス発散方法ってなんですか?

 S :あまり……ストレスを感じませんね。
  心の疲れはあまり感じないのかも。

大:ハートサービスに勤めるまでは、ストレスありましたか? 前職も含めて。

S :前職は、医療事務を7年やっていました。
  ストレスや疲れはあるんだろうけど、病気になってから、
  薬を飲むようになって体調も良くなって。
  病気になってからの方がストレスも感じなくなりましたね。
  それと、いろんな人と知り合いになる機会があって良かったです。

大:精神障害の部類はまだまだ理解がされていませんよね。
  自分の病気をかみ砕いて言うと、どんなものなんでしょうか。

S :私の場合は、症状があまり出ないので、病気じゃないような気がします。
  でも、この病気になっていなければハートサービスに入っていなかったし、
  仲間とも会えていないし、違う人生だったわけですよね。
  今の人生を歩んでみて、とても良かったと感じています。
  いろんな人と出会えて、支えてもらって、
  ほんと、この人生で良かったんじゃないかと思っていますね。

大:病気じゃないような気がしていたんですよね。
  入院した時、素直に自分の病気を受け入れられましたか?

S :最初は受け入れられなかったです。もう人生終わりだって思いました。
  自分は病気だとは思っていないのに、周りには病気だと言われる。
  とてもつらかったです。ほんと、終わりだと思いました。

大:ここまでくるのに、Sさんを後押ししてくれたものは何ですか?

S :一番は、両親が見守ってくれたことですね。病気について勉強してくれたんです。
  私は、親が病気の勉強をしているなんてことは後から知ったんですが……。
  これからは親孝行できるようにしたいですね。


大:では、Sさんのいいところと悪いところはなんでしょう?

S :悪いところは、物覚えが悪いところですね。すぐ忘れちゃいます(笑)。

 大:それは良い面でもありますね。
   全部覚えているととても疲れるし、
   ストレスに感じるところも、
   うまい具合に忘れられているんじゃないでしょうか。
   上手に自己防衛しているんでしょうね。
   でも、業務に関しては忘れないでくださいね(笑)。

S :道とか業務に関することも忘れちゃうので、それは気を付けないとダメですね。

大:良いところは?

S :小さいときは消極的で友達も少なかったんですけど、
  病気になっていろんな人と話す機会が増えて、自分の意見を表に出せるようになりましたね。
  医療事務をしていた時や作業所に入りたての時は、なかなか自分を表を出せなかったけど、
  作業所の支援員の方が自分を引き出してくれました。
  少しずつですが、自分のことが出せるようになってきましたね。

大:昔を想像できないくらい、今では人と人をつなぐパイプ役をしてくれていますね。
  周りのキャストは、Sさんにとってどういう存在ですか?

S :同じ仕事をするので、戦友って感じですね。
  みんなで仕事を一つ一つかたづけていく、力を合わせてやっていくので。


大:今年一年、どんな年にしたいですか?

S :4月から新たに新卒も就職してくるので、
  その子たちも一緒にまた仲良く仕事をしていかれたらなと思います。
  仕事面でも上達して、去年よりも今年、今年よりも来年というふうに、
  成長していかれら良いなと思いますね。

大:ハートサービスをどんな場所にしたいですか?

S :仕事をくれた依頼部署の方が喜んでくれて、
  こちらもやったことに対してみんなが達成感を持つような仕事をしていきたいです。
  みんないろんな障害を持っているけど、がんばっています。
  ひとつひとつの依頼を一生懸命こなして、それが社会貢献になっているとうれしいですね。
  今は小さい規模だけど、これからどんどんキャストの人数も増えていくと思います。
  大きくなってもハートサービスの輪は崩さず、大学や社会に貢献したいと思っています。

大:ハートサービスの輪を大切にしながら、一緒に頑張っていきましょうね。

S :よろしくお願いします。

東京女子医科大学大学ニュース 2014年2月 第731号より

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